WET試験 (生物応答を用いた排水試験)
WET (whole effluent toxicity)試験とは、米国で開発された生物応答を利用した水環境管理手法に対応した試験で、わが国でも平成21年度より環境省がその導入に向けて制度・運用および技術両面から検討をおこなっています。
3種の試験が候補になっていますが、弊社ではそれらの試験に使用する生物を全て自家培養しており、委託された試験を実施いたします。
なお、下記の試験条件はガイドラインに従った方法を記載していますが、目的に応じての変更や簡易にする等の対応が可能です。
ガイドライン:生物応答を用いた排水試験法 (検討案) (国立研究開発法人 国立環境研究所)に準拠
1. 胚・仔魚期の魚類を用いる短期毒性試験
試験条件
生物種 | ゼブラダニオまたはメダカ、受精卵から暴露 |
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暴露方式 | 半止水式 |
試験期間 | 8~9日 (孵化日から5日後まで):ゼブラダニオの場合 |
試験区構成 | 対照区+5濃度区、≧10個体/容器×4連 |
測定項目 | 生存率、孵化率、孵化後生存率、生存指数 |
2. ニセネコゼミジンコを用いた繁殖試験
試験条件
生物種 | ニセネコゼミジンコ (Ceriodaphnia dubia)、産出当日の幼体から暴露 |
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暴露方式 | 半止水式 |
試験期間 | 6~8日 (対照区の60%以上の個体が3腹以上幼体を産出するまで) |
試験区構成 | 対照区+5濃度区、1個体/容器×10連 |
測定項目 | 幼体産出数 |
3. 藻類生長阻害試験
試験条件:藻類生長阻害試験 参照
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